2023/03/07 19:47



商品のデザインをする際にどんなシーンで使ってもらいたいか、その商品を通してどのような体験をしてもらいたいかをイメージしながら作っています。


商品名やキーワード検索対策までこのイメージが影響してくるのですが、何年も同じ商品を販売していると「え!?そんな風に使うんだ!」とイメージしていたものとは全く違う用途での注文が目立ってきます。


これは商品の新しい価値の発見です。デザインばかりしていると、お花を買ってくださるお客様の目線がつい抜けてしまい凝り固まってしまいます。だから、こういう動きが出た時は本当にワクワクしてしまいます。


意外な用途が増えてきた最近の例でいくと、ボックスフラワー。

花束をプレゼントをするのが照れ臭い男性のためにデザインされたと言われています。男性が華やかなお花を抱えた姿は目立ってしまいますが、箱の中にアレンジして納めてしまえば、何が入っているかわからないですし、開けた瞬間のサプライズ感は男性から女性へのプレゼントにもぴったりですよね。


当店でも持ち運びが便利だと送別やお誕生日に人気のアレンジメントです。それが最近、お供えのお花としても人気が出ているのです。


6年前開業した頃は実店舗があったのですがお仏壇を買い替えたから、というオーダーが徐々に増えてきていました。最近のお仏壇は本当にお洒落でコンパクト。お仏壇を置かずに故人の写真をフォトフレームに入れてお花をお供えするスタイルも増えてきているようです。そうなると、背の高いアレンジメントよりモダンな雰囲気のボックスフラワーはぴったりですね。


オンラインショップですとお客様の生の声を聞く機会が少ないのですが、アンテナを貼って変化していくライフスタイルに合わせて様々な提案を行っていきたいと思います。